午前の雨は開催時間にはあがり、午後からは暑いくらいの陽射しに恵まれたアースデイマーケット。
この日会場では、たくさんの素敵な取り組みが行われました。
今月の出店者のみなさんが持ちよってきた美味しい品々
岩手 ロジデリさんのこの時期だけの姫竹(新鮮さが命です。)
岩手の復興支援にも尽力されていました。とても丁寧な取り組みです。
待望の南伊豆 マザーアースクラブの甘夏。
毎年この味と、マーマレード作りのためにたくさん買い求める人が
首を長くして待っています。
新農業人ネットワーク山形のさくらんぼ。
甘いだけではなくて、芳醇な香りと酸味のバランス抜群!
この日、一番の売れ行きでした。
千葉県山武、成田の有機農家さん3件のチーム、
大人気の東峰べじたぶるん。
平飼い卵やおいしい野菜の数々。
フェアトレードの新しい出店者さん特定非営利活動法人
日本国際ボランティアセンターの たくさんのアイテムの中には
南アフリカのHIV陽性の方が作ったビーズ製品、アフリカの
様々な動物たちのキーホルダーはとっても愛らしいです。
そして夏至のキャンドルナイトを前に始まった新しい提案
「はぜ蝋キャンドル作りワークショップ」は、子どもや大人問わず
興味津々で大盛況。ここから派生して日本のハゼ農家さんが継続できる
ことを祈りつつ。写真は講師の藤井さん、出張ワークショップも相談可です。
8/25に開催される世田谷代田もの・こと祭り からは
出張の似顔絵こけしアーティストの活動をキャリティで開催。
福島県いわき市地域活性プロジェクトMUSUBUと社会福祉法人
世田谷ボランティア協会に寄付されました。
そして、今回のアースデイマーケットは“種”の未来に注目。
ボランティアの方がたとお客さんと、種とり農家さんの種の
話を聞きながら、種の選別ワークショップを…
左はWS風景、なんとジョン・ムーアさんも飛び入り参加!
右は茨城県八郷あたりの在来種、貝地高菜の種。
POCO A POCO農園さんに代々伝わる茨城県水戸市あたりの
赤ねぎの種の選別作業。中には黒い種が。
ワークショップの流れのまま。アースデイマーケット初の取り組み。
種の交換会を農家さんはじめ7軒の種採り家で開催。
ジョン・ムーアさんからのスピーチも頂きました。
「農薬漬けの種じゃない、命を繋げないような商品の種じゃない、本当の種を
使うことは、本当の農業をするということ、本当の食べ物を作るということ、
本当の食べ物を作って食べられるということは、本当の生活をするということ。
種は人間のものではないよ、種は自然のもの、未来のもの、(その場にいた
幼い女の子を指して)この子のためのもの。」
何よりも、種の交換会を行って良かったのはいままで話したことの無い
農家さんたちが、種をテーマに本当に和気あいあいと話せたこと。
一般の消費者も加わり、そこから種の話が膨らんだこと、みんな失われ
そうになった命を次に確かな形で繋ぎたいという想いが交換し合え、
豊かな時間が過ぎていきました。
また、改めて開催したいと思います。
アースデイマーケット実行委員会 冨山