まぎれも無く原子力発電所からは放射性物質が出ています。
いまさらですが、これはみんなが知るところです。
今日大丈夫だったものが、明日大丈夫かは、情報を仕入れるしかありません。
いま、各地域で放射性物質の作物への影響を調べているそうです。
農家さんからも各地の農協や生活協同組合がデータを収集解析していると情報が入っています。
安全確認はこんな時だからこそ、けしてその手綱を緩めていないのです。
正確な情報を常に得られるように心がけましょう。
農家さん自身がいまそこに最大限集中しています。
そして以下にあるように安全の確かめられなかったものに関して、
市場に出ることは法律により禁止されております。
いま出ているものに関しては安全なものであると信じましょう。
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<参考1>食品衛生法第1条
第1条
この法律は、食品の安全性の確保のために公衆衛生の見地から必要な規制その他の措置を講ずることにより、飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止し、もって国民の健康の保護を図ることを目的とする。
<参考2>食品衛生法第6条第2号(抜粋)
第6条
次に掲げる食品又は添加物は、これを販売し(不特定又は多数の者に授与する販売以外の場合を含む。以下同じ。)又は販売の用に供するために、採取し、製造し、輸入し、加工し、使用し、調理し、貯蔵し、若しくは陳列してはならない。
2 有毒な、若しくは有害な物質が含まれ、若しくは付着し、又はこれらの疑いがあるもの。
ただし、人の健康を損なうおそれがない場合として厚生労働大臣が定める場合においては、この限りでない。
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さて、アースデイマーケットの農家さんや多くの環境共生型の中小規模農家さんは、農協などと
お取り引きをしているところばかりではありません。個人宅配や、直売所や、小さい商店、レストランなどに週数回、お野菜を卸して生計を立ててらっしゃるところが多いです。
地道な作業でそういった顔の見える関係を縁も含めて作りながら、農産物を作られています。
そしてその結びつきは強いです。安全性と、野菜やお米の味に満足し続けるお客さんとの
結びつきだからです。
ある茨城の農家さんは、「こんなことがあったけど、個人宅配のお客さんはほとんど応援してくれています。
心配だから、しばらく休みます、という方はほんの数件。」
そんな方がたに「ほうれん草は出せないけど、他の野菜はあります」とお話してお野菜を送っていらっしゃるそうです。
その農家さんにもお子さんがいて、私達と同じ不安を抱えながら、お野菜を作られています。
そしてお米や芋などは昨年育てたものももちろんあって、どこどこだからといってけっして買い控える必要があるものでは無いのです。
福島にしたって広い訳です。
スーパーに被災地近くの都道府県の苺が山積みになっていたそうです。スーパーで並ぶ関東近郊の苺はこの時期、ほぼ確実にハウス栽培でしょう。
放射能の入り方はごく微量なはずです。
先日のほうれん草の第一報は福島に近い茨城の地域のほうれん草から放射能が検出されたというニュースに茨城県最南部の一つの市のおばあちゃんが畑仕事をしている写真が使われていました。
写真に自治体名も出ていました。その時点でその地域ののほうれん草から出たという情報は一切無いのにです。茨城全体に影響を与える報道の仕方です。
みなさまが被災者の窮状を察し、心情を慮るように、彼らの現状、情報を適正に判断しましょう。
農家さんたち、そして漁師さんもそうですが、家が壊れたり、畑が液状化したり、船が壊れたり、
道が壊れたり、様々な影響が出ています。そんな中、その一次産業を救ってあげられるのは消費者以外にいません。
国の保証がすべてを救済すると信じて、待つことができない人がほとんどでしょう。
彼らこそ、被災者です。それなのに、日々畑で明日の食料を作られています。
いま、必要以上の買い控えをすれば、その地方自治体自体の体力を奪うことに直結します。
あなたが宅配を止めたとき、その農家さんが抱えている体力は更に悪化します。
事態は刻々と変化していますが、悪い方向に差し向けてはいけないと思います。
アースデイマーケットの農家さんたちも、家族がいて、子供がいて、そしてマーケットで出会ったみなさまに安心して、安全だと思える野菜をお渡しすることが、文字通り生き甲斐です。
けして彼らから、目を背けないでください。洗えば済むと言われている限りは洗いましょう。
いままでしてきたことです。水溶性の農薬が使われていない分、彼らの野菜はその面では確実に安全だと私も胸を張って言えます。
全国には無数の一次産業の方がいらっしゃります。
みなさまの縁故にもいらっしゃることと思います。お友達のお友達にもいらっしゃるかもしれません。
そういう方々のお力になって差し上げてください。
そして私達にもそうした仲間がたくさんおります。
2006年から、代々木公園などでみなさまとお顔を併せてきた方々です。
ここに彼らの情報を掲載します。このいう時のためにお役に立てたらと思います。
http://www.earthdaymarket.com/category/list/crops/
端境期なので野菜が少ないところが多いです。
農家さんにたくさん連絡が行ってしまって迷惑をおかけしたく無いという方はこちらにご連絡ください。
ご不便おかけするかもしれませんがご紹介させて頂けるかもしれません。
market(a)earthdaymoney.org
(a)を@に変えてお送りください。
必要事項
◯お名前(ニックネーム)
◯メールアドレス
◯野菜が欲しい曜日(農家さんによって出せる曜日が決まっていることが多いです。)
◯どこの県の農家さんから欲しいか。または特定の農家さんを希望するか?
上記のurlから農家さんの情報を良くお読み頂き、お選びください。
◯お米/お野菜 両方 場合によって飼料にこだわった平飼いの鶏卵を
扱っているところもあります。
◯質問など
あり/なし
頂いたメールを確認後、来週火曜3/29を一旦目処にご返信させて頂きます。