今日、打ち合わせで新潟の上越を訪ねたのですが、たまたまラッキーなことに、現地で朝市に遭遇しました。
上越の高田では、2と7のつく日に開かれる二七市と4と9のつく日に開かれる四九市(何と読むんだろう?)が定期的に開催されていて、つまり、旅人として訪れた人は、10分の4の確率でマーケットに出くわすことができる、ということになっています。
私が歩いていると「取材の方ですか?」と聞かれるぐらい、基本的には、私のような世代の人はほとんどおらず、大半は年配の方たちの中に、たまたま保育園の子どもたちが行列をなしてお散歩で通る、というような、地域らしい空気感のただようマーケットでした。
なかでも、自分が注目したのが、こちらの写真のキノコ。
シメジの一種だそうですが「カタハシメジ」というそうで、とにかく立派! なんでも、木の上、約7~8メートルの所に生えているシメジで、梯子を2つつないで登って、枝をつたって反りかえりながらようやく取ってきたというほどの、高所恐怖症の人にはとても無理なキノコだそうで。
鼻に近付けてみると、もう、森の香りがふんだんで。
この肉厚なシメジ、煮ても焼いてもいいそうで、うまく食せるかどうか楽しみです。
それともう一つ注目なのはこの竹テント!
ムムっ、これって、どういうバランスで倒れない状態を保てているのか、あちこちから見てみたのですが不思議になるぐらい、絶妙のバランスを保っています。
興味深いのは、通りの両側の電柱や街灯、一部は家屋などに紐がくくりつけられているという形で、安定している模様。うーん、これは代々木公園では真似できないか。。。
しかし、ネジや金具を一ヵ所も使わず、すべては縄で竹と竹とをつないでいる工夫は、ほー、と思わされるものがありました。これなら、金具が曲がったり、ネジがなくなったり、という心配もないですものね。よく出来てます。
たまたま見かけた朝市。
明治時代から続くという伝統のあるマーケットですし、先輩から学ぶことは多そうです。